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2009年02月08日

焚+地で炊飯実験

前回、ソロセット焚での炊飯実験は、シングルバーナーをSOTOのST-300を使って行いました。
この組み合わせだと、バーナーの直径が大きくて、火を小さくしても炎が焚の側面まで当たってしまい、対流がうまく起こらないようでした。

今回は念願のギガパワー地を購入したので、ソロセット焚とのベストの組み合わせで炊飯実験をしてみました。

焚+地で炊飯実験

ただ、同じように炊くのでは面白くありません。

文献(WEB)を読みあさっているいると面白い方法を発見しました。
その方法は、これまで言われている、美味しいご飯を炊く方法とは違っていたのです。
一部は聞いたことがありましたが、中には逆にやってはいけないと言われている方法もありました。

その方法とは
1.水はすぐに捨てる
  大き目の容器に水を用意してそこから水を注ぐ。
  一気に流し入れ、すぐに捨てる。
  水道の蛇口よりも短時間に米の入った容器を満たすことができるから、米に米糠の匂いが移るのを防ぐ。

2.米は研がない
  米は研がず、水の中で米をなでるように優しく洗う。
  最近の米は精米精度が高く、研ぐ必要がなくなってきている。
  ゴシゴシ力を入れて研ぐと米粒が壊れてしまい、米本来の味が損なわれる。

3.炊く前に休ませる
  洗い終えた米はザルに上げて、固く絞ったふきんをかけ、1時間程度乾燥させる。
  その後、米と同量の水をに1~2時間つけておく。
  それにより、米一粒一粒の給水量のばらつきが無くなる。

4.沸騰したら、かきまぜる
  炊き始めは強火で、一気に沸騰させる。
  沸騰直後に一旦ふたを開けて、なべ底をかき混ぜる。
  米は火が当たる底から固まってしまうので、全体に火が行き届かなくなってしまう。
  かき混ぜることによって炊きムラをなくす。

5.火加減は湯気ではかる  
  一旦かき混ぜたら、ふたを戻す。
  そこから弱火に落として11~12分炊く。
  火加減は蒸気は立つけど吹き零れない程度に。

6.蒸らさず、すぐにいただく
  炊き上がったら、蒸らさない。
  炊き立てをすぐによそっていただく。
  蒸らさない方が「米本来の味」を味わえる。

以上です。

どうですか?
いままで知っていた炊飯の方法からすると、「えっ!?ビックリ」という内容です。

特に、「赤子泣いてもふた取るな」とか、「炊き上がり後、蒸らしてから食べる」などとは全く逆です。

この方法で炊飯してみることにしました。

いつものように米は1合です。

焚+地で炊飯実験

トレック900に汲んでおいた水を、1合の米が入れてあるに一気に注ぎます。
そして、すぐに捨てます。

あとは米を研がずに、なでるように何度も米を洗います。
注いだ水が白く濁らなくなればOKです。

焚+地で炊飯実験

焚+地で炊飯実験

その後、ザルに上げてぬれふきんを掛けて1時間、さらに米と同量の水で1時間半つけておきました。

焚+地で炊飯実験

ガスはプロイソです。
室温は22度ありますから、プロイソでは勿体無いですが、今これしか無いのでこれを使いました。

焚+地で炊飯実験

焚を火にかけ、沸騰したところでスプーンでかき混ぜてやります。
この時点ですでに米がかなりの水分を吸っていましたね。

焚+地で炊飯実験

後は、弱火をキープして蒸気の出かたを観察します。
蒸気の色が薄くなり、チリチリ音が出たら炊き上がりです。

ふたを取ってみると蟹穴らしいものが見当たらないので、今日も失敗かなって思いましたねぇ。
沸騰後、スプーンでかき混ぜたから蟹穴が出来なかったんでしょうか?

焚+地で炊飯実験

文献どおり、蒸らさずにすぐによそって、いただきました。

子供たちの第一声は「いつものご飯よりもおいしい!」でした。ニコニコ
自分も食べてみると、たしかにいつもより美味しいのです。
前回の焚+ST-300で炊いたご飯はもちろん、いつも食べている炊飯器で炊いたご飯よりも、もちもちして艶もあってはるかに美味しかったですね~。

ちょっとびっくりしてしまいました。ビックリ
どの工程が一番効果があったのか判りませんが、飯盒炊爨でも1合炊きでこれだけ美味しく炊けたことはありませんでしたよ。


ただ、この方法の難点は、ザルに上げて1時間、水につけて1~2時間おくという点です。
家庭で普通にやるのにもちょっと時間がかかりすぎですが、キャンプなどではこれだけの下準備が出来ません。ガーン

従って、今回の炊飯実験は基本形として、もっと短時間で、いかにこの方法の炊き上がりに近づけるかということですね。

次回はザルに上げる時間と、水につけておく時間を短縮して炊いてみようと思います。


                         ☆ソロランチメニュー開発研究室見習☆



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書き込みありがとうございますm(__)m
こんにちは

これは斬新な方法ですね!!
実際にはクーカーの形状や材質にもよるんでしょうけど、参考にさせてもらいますね。

炊飯って深いですねーー・・
Posted by こーきこーき at 2009年02月08日 16:30
こんにちは!

前に言っていた炊飯方法とはコレだったんですね^^

確かに決め事を読んでいると普段の常識ではやってはいけない
ようなことが書いてありましたがとーとさんの炊飯結果を見ると
それもどうなんだろうと思いました^^;

まえに助教授が「美味しいご飯の炊き方」を調べたところやはり吸水時間は1時間以上するといいようですね^^

今回の炊飯も長い吸水時間が炊きあがりに大きく影響したのではないでしょうか^^

時間短縮への実験も期待してますよ~^^/


☆ソロランチメニュー開発研究室教授☆
Posted by kaonkaon at 2009年02月08日 16:58
こんにちは。

4~6は聞いた事なかったです!
1~3は知っていましたし、特に1と2は普段の生活でも炊飯係なので
やっているんですが・・
かき混ぜるなんて・・理屈では判りますがビックリでした。

今度のお小遣い貰ったら、ユニのトレイルツインポッド買って試してみよっと(^^)
Posted by がちゃぴー at 2009年02月08日 17:08
こーきさん

昔の常識が今の世の中にすべて当てはまるとは限りませんからね。
特に、昔はソロクッカーでの炊飯なんて想定しなかったはずですから。

もっといろいろな方法を試してみたいです。
Posted by とーととーと at 2009年02月08日 19:24
kaonさん

炊飯の条件の組み合わせも無限にあるような気がします。
そのため、何が影響しているのかって判り難いですよね。
そのためには地道な実験しか無いですよね。

最小限の吸水時間で美味しく1合炊けるようにしたいです~。
Posted by とーと at 2009年02月08日 19:51
がちゃぴーさん

大きな鍋や釜で、沢山炊く場合と、ソロクッカーで1合だけ炊くのでは最適な方法が変わってくるのかもしれませんけどね。

いろいろ試してみるしかないです。
Posted by とーととーと at 2009年02月08日 19:56
こんばんは!!

すっごーい~。
上手に炊けており、ホントおいしそう!!

以下の2点は、全くはじめて聞くお話・・・
ちょっとびっくりですね。

4.沸騰したら、かきまぜる
6.蒸らさず、すぐにいただく

日本人の心、米、やっぱり奥が深い~。
Posted by hitohayahitohaya at 2009年02月08日 21:00
こんばんは~^0^

2は我が家でもやっていますが、
4と6は、ひょ~!!って感じですね~。

でも、実際美味しく炊きあがったということは・・・分かりませんね~。
だから面白いのでしょうね。
Posted by もえここもえここ at 2009年02月08日 21:16
4.5.6は、初耳でしたね~
今度試してみよう
うまくできるかな
Posted by take-papatake-papa at 2009年02月08日 22:07
hitohayaさん

本当に美味しく炊けるか半信半疑でしたが、食べてみてびっくりでした。

電気炊飯器で炊くよりもおいしく炊けましたからね。
炊飯器でも同じ方法を試してみたいですが、途中でかき混ぜるって言うのが難しいですね。
Posted by とーととーと at 2009年02月09日 04:44
もえここさん

この方法、ソロクッカーだけでなく、普通の鍋や釜でやる場合の方法として載っていましたよ。
普通のコンロで炊けますから、一度お試しあれ。
Posted by とーととーと at 2009年02月09日 04:47
take-papaさん

「炊飯」でくぐってみたら、いろいろ出てきましたね~。
火加減なんかもサイトによっては全く逆のことが書いてある場合もありましたよ。

「はじめちょろちょろなかぱっぱ、赤子泣いてもふたとるな」
にもいろんな解釈があっておもしろかったですよ。
Posted by とーととーと at 2009年02月09日 04:54
おはようございます(^。^)

実験成功ですね!

吸水させる時間については、やはり、米の芯まで水を吸わせることがポイントになってくるんで、どうしても、時間がかかってしまいますね(^v^)

ご飯を炊いて食べるって思い立ってから、かなり時間がかかってしまうのが難点というか、課題ですね!

美味しい炊き方もいろんな方法があるようですが、共通点はきっちり吸水させることのようですね!

次回の実験が楽しみです(^v^)

   ☆ソロランチメニュー研究開発室助教授☆
Posted by チーズチーズ at 2009年02月09日 06:38
チーズさん

吸水時間を短い場合、最初から強火で沸騰させずに、弱火で徐々に沸騰させるっていう方法があるようです。
でも、以前飯盒でこれをやって失敗しました。
沸騰したのに気が付かなかったんです。

短時間で美味しいご飯を炊くのには、まだまだ実験が必要なようですね。
Posted by とーと at 2009年02月09日 08:33
この方法は,吉兆ですね!

お米をざるに上げておくという方法は,他にも拝見することがありますよ。

カニの穴は,沸騰した空気が通る孔だと思います。
だから,水分が少なくなったところでかき混ぜると孔はなくなりますよね。
また,弱火で焚く場合には,沸騰して発生する空気の大きさも小さいので,カニの孔として残らないのではないかと思います。

カニの穴ができておいしく炊くには,炊飯量が多いことが前提じゃあないかと思うんですよね。
たとえば,3合ぐらいより多い場合は,火力が強くなってくるので,カニの穴もできるのではないかと・・・。

偉そうにいっぱい書いちゃった。ホホホ
Posted by 掘 耕作掘 耕作 at 2009年02月09日 08:41
堀さん

さすが元?詳細部次長ですねぇ。
こうやって論理的に考えていけば、実験結果の考察が出来るんですけどね。

そうすれば次の実験は何をするべきかっていうのも見えてきますよね。
Posted by とーととーと at 2009年02月09日 10:04
 
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