快晴!絶景!南ア最南3000m峰 聖岳 2日目

とーと

2013年06月25日 20:10

6月22日(土)~23日(日) 1泊で聖岳(3013m)に登ってきました。



聖岳は南アルプス最南の三千メートルを超える山で、日本百名山の一座です。
山小屋の営業期間が短いために、夏山シーズン中にはとても混雑する山の一つのようなので、この時期に登れば静かな聖岳を堪能できるらしいです。
今回、営業していない時期は避難小屋として開放されている聖平小屋に一泊して聖岳にアタックします。

先週計画していて天候不良の為直前に延期しちゃいましたが、その1週間後の週末、台風一過の好天に恵まれる予報だったので急遽出撃決定です。
しかし先週予定していたメンバーの一人、トオルさんはどうしても都合が付かずに不参加。
我家の山の師匠くわさんnaiさんとーとの3人になっちゃいました。

2日目聖岳登山レポです。
1日目レポはこちら

いびきの大合唱の中でしたが、朝5時まで爆睡でした。

曇り空ですが、南の空は少し雲の切れ目があります。



山のシルエットが美しいですねぇ。



北方向を見ると昨日はガスに覆われて見えなかった小聖岳?が見えました。



天気予報通りの快晴になる事を祈りつつ、朝食の支度です。

朝食は尾西のチキンライストマトスープ



尾西のアルファ米は久しぶりに食べたな。


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Σ(゜◇゜;) ゲッ!
naiさんが二日酔いでダウン
先日のトオルさん状態!?



ではありません、ご安心を。



出発前の集合写真を撮影する為にデジイチのセルフタイマーセット中でした。(笑)



さあ、出発です。



重い荷物を背負って薊畑分岐までの登り返しが大変です。

空の雲は徐々に薄くなり、遠くに雲海が見えています。



薊畑分岐に重いザックをデポ。



くわさんは高級サブザック、naiさんは大き目のウエストバッグ、とーとは100均のナップサックに、行動食や水、ジャケットなど必要最低限の物だけ持って山頂アタックです。



ふと右後ろを振り返ると富士山の姿が。



これは嬉しかったですねぇ。
やっぱ富士山は元気をくれます。

樹林帯を登って下って、徐々に高度を上げていきます。



イワカガミがこんなにぎっしり咲いてびっくり。



樹林帯を抜けると前聖岳が目の前にそびえていました。



そしてひと登りしたところが小聖岳山頂(2662m)。



ここで小休止です。
森林限界を超え、風が吹き付けるので体感温度がグッと下がってきました。



ガレた絶壁の横を通過。



この下の方に水場があるようなんですが・・・。



あそこまでどうやって行けっちゅうねん。

いよいよ最後の登り



ザレた登山道をジグザグ登っていきます。

ここにきてもnaiさんはヒョイヒョイ登っていってしまいます。



もうあんな上の方を歩いてるし~。

とーとの後ろを歩いているくわさんは、万が一の落石に備えて距離を置いて歩いてます。



そしてついに、思ったよりも早く聖岳山頂(3013m)到着。



今年初の三千メートルです。



気温は7~8度程度でしょうか、くわさんとnaiさんは寒いと言ってジャケットを着ていますが、中性脂肪を装備したとーとは問題なし。
風が無いですからね。

目の前には憧れの赤石岳



中学校の校歌にもその名がでてきた赤石の名は、静岡県民にとって富士山に次いで憧れの山す。(とーとだけかな?)


クリックしてね。

残念ながら八ヶ岳方面は雲の中。
北アルプスもハッキリしないな。

でも富士山はクッキリ。



世界遺産登録記念に大勢の人が登ってるんだろうな。

もうひとつの山頂標識。



さて、この先の奥聖岳に向かいます。



途中、雪渓がありましたが踏み抜きも無くツボ足で問題なく歩けます。



奥聖岳(2982m)到着。



山頂の標識が聖岳に比べてチープですが、誰かの手作りっぽいですね。
以前は無かったそうですから。

三角点タッチ



山アンパン



一通りのブログネタを撮影したら聖岳に戻ります。

名前は判りませんが、こんな高い場所にも高山植物が。



こんな環境の中で花を咲かせるなんてすごいな。

聖岳山頂には聖平小屋で一緒だったパーティーが居ました。



かなりのベテラン揃いでしたが途中で抜かれなかった~。

ザレた道を下ります。



歩いてきた道筋が見える稜線の先が小聖岳。



登りでは余裕が無くて撮影できなかった高山植物



小聖岳で小休止。



お花畑~



それを撮影するブロガーnaiさん。



山桜も咲いてましたよ。



ザックをデポした薊畑に戻ってきました。



ここで軽く昼食。



昼食と言っても軽くパンや行動食を食べるだけです。

一息ついたら再び重いザックを背負って景色が見えない樹林帯の中に入っていきます。



あれだけ苦労した登りですが、下りは早い早い。
あっという間に苔平まで下ってきました。



ところが登り同様に大変だったのはこの先。

崩落しかけた場所を慎重に歩き、



最後の激下りでは膝に注意しながら歩きます。



よくこんな所を登れたなあって思っちゃいますよ。

なんと急な下りが終わったところで昨日くわさんが落としていったフランスパンを発見。



クマにも食べられずそのままの姿で落ちてました。(笑)

こんな早々と落としてたんだ。
探しに戻っても見つかる訳がなかったですねぇ。

西沢渡まで下ってきました。
これで激下りはおしまいです。

ヒルがくっついていないかチェック。



一匹もいなくて良かった~。

さて、最後のひと仕事が待っています。



相変わらず沢の水の量が減らないので、ゴンドラに乗らなきゃならないんですよぉ。
帰りは一度に三人乗って渡っちゃいましたが、やっぱ大変でした。



無事沢を渡り終えて遊歩道を歩きます。



いくつかの崩落箇所のうち一番ヤバそうだった場所に、昨日は無かった補助用のが張ってありました。



これが有るだけで随分安心ですよ。

無事登山口まで戻ってきましたが、ここでミスを・・・。



登山口にストックを置いて聖光小屋の反対側の東屋に設置されているジュースの自動販売機を見に行ったんですが・・・。

ストックをそのまま置き忘れてきちゃいましたよぉ~。
安物のシナノの(シナノじゃなかったかも・・・)黒いストックですが、色んな山を共に登ってきた相棒なのでちょっとショック・・・。
どなたか預かっていてくれたらダイレクトメールかコメントで連絡頂けるとありがたいです。



結局自販機は販売中止中でお楽しみのコーラは飲めなかったし、踏んだり蹴ったりでしたぁ。

帰りに昨日集合したかぐらの湯でひと風呂浴びてきました。



風呂上りに売店をウロウロしていて山バッジ発見



登山口の聖光小屋で売ってなくて、聖平小屋も営業前なので売ってないし、今回は山バッジを諦めかけてたんですが、思わぬ場所でゲットする事ができました。



よかった~。

他の山のバッジはないかと聞いた所、外のトイレの横の観光案内所みたいな所で売っているとのこと。

光岳のバッジフライングゲットしちゃいました。



あれっ?
光岳のバッジってこの前他の山との連名のやつを買ったんじゃなかったっけ??
まっ、いいか。

往路は国道152号線経由でしたが、帰路は国道151号線を使ってみました。

共に最近道路の整備が進んで走りやすくなっているらしいので、その比較検証するためです。



結果、どちらかというとR152経由の方が空いていて走りやすいような気がしました。
走った時間帯が違うので一概に言えませんが、R151経由で本当に快適だったのはR151に出る前の一部と、最後の三遠南信自動車道だけだったかな。
時間的にはどちら経由でもほとんど変らないんじゃないかと思います。

でもやっぱ気分的にR152の方が近いような気がしました。

naiさんのこちらのレポもどうぞ。



二日目
聖平小屋(6:52)→薊畑分岐(7:10-7:18)→小聖岳(7:52-7:58)→聖岳(8:43-9:00)→奥聖岳(9:13-9:25)→聖岳(9:38-9:45)→小聖岳(10:16-10:18)→薊畑分岐(10:40-11:00)→苔平(11:31)→西沢渡・ゴンドラ(12:55-13:03)→便ヶ島(13:38)

所要時間 6時間46分
歩行時間 5時間26分
歩行距離 13.5km
標高差  764m
累積標高 1119m

TOTAL
所要時間 12時間08分
歩行時間 10時間29分
歩行距離 21.0km
標高差  2043m
累積標高 2763m

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