急登にマイッタ 南ア最南3000m峰 聖岳 1日目 

とーと

2013年06月24日 19:07

6月22日(土)~23日(日) 1泊で聖岳(3013m)に登ってきました。

聖岳は本邦南アルプス最南の三千メートルを超える山で、日本百名山の一座です。
山小屋の営業期間が短いために、夏山シーズン中にはとても混雑する山の一つのようなので、この時期に登れば静かな聖岳を堪能できるらしいです。
今回、聖小屋が営業していない時期は避難小屋として開放されている聖小屋に一泊して聖岳にアタックします。

先週計画していて天候不良の為直前に延期しちゃいましたが、その1週間後の週末、台風一過の好天に恵まれる予報だったので急遽出撃決定です。
しかし先週予定していたメンバーの一人、トオルさんはどうしても都合が付かずに不参加。
我家の山の師匠くわさんnaiさんとーとの3人になっちゃいました。

6月22日の朝4時過ぎに家を出発。=3

すると家の近くの富士山展望スポットに富士山のシルエットが浮かび上がっていました。



この時期にこの場所でこんなにはっきり見られるなんて幸先のいいスタートです。

国道257号線を北上、兵越峠を越えて


  
集合場所のかぐらの湯に到着です。



7時半集合でしたが、7時前には到着しちゃいました。
するとnaiさんの車がすでに停まっています。
4時頃に到着して寝ていたらしいですよ。

くわさんも予定より早く到着、全員揃ったので登山口がある便ヶ島に向かいます。

林道南アルプス線は途中、夜間通行止めになっていて、8:30~17:00の間しか通行できません。
中には勝手にゲートを開けて通行している車もあるようですが・・・。



落石で岩がゴロゴロしている林道です。
岩を避けながら運転します。



時には車を降りて岩を退かす事も。

かなり荒れた林道でドキドキしましたが、無事便ヶ島の聖光小屋の無料駐車場に到着。
聖光小屋のとても人懐っこいワンちゃんが出迎えてくれました。




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さあ、登山届けを記入して出発です。



登山口から少し登った先のトンネルを抜けて森林鉄道の軌道跡である遊歩道を歩きます。



ところが遊歩道とは名ばかり。
崩落箇所が随所にある今回の山行で一番危険な箇所でした。

滑落すれば谷底まで転落してしまうので慎重に崩落箇所をクリア。



たしかに滑落すればヤバイですが、一歩一歩足元を確認して歩けば大丈夫。

西沢渡までやってきました。
荷渡し用の手動ゴンドラがありますが、先行パーティがこれを使って沢を渡っていました。



これを使うとかなり大変なので渡渉できる場所が無いか探します。



ところが前日の雨で水量が増していて無理でした・・・。

結局使いたくなかった手動ゴンドラに乗るハメになっちゃった。

かなり腕が疲れましたが、なんとか対岸に渡りました。



渡り終えたところで先行者にヒルは大丈夫だったかと聞かれ、足元をチェックしてみると・・・。

うわっ!



スパッツやズボンの裾に5~6匹位付いてました。
幸い靴の中に入り込まれていないので被害は有りませんでしたが、ヤバかった~。

さて、ここから薊畑(あざみはた)分岐までひたすら登りです。

作業小屋跡でしょうか。



ここを過ぎてからはかなりの急登が続きます。
しかも眺望が全く無く、精神的にも折れてしまいそう。



その上あまりの急登の為にふくらはぎが伸びきってしまい、足がつる寸前です。

フルマラソンで鍛えているnaiさんは急登も物ともせずスタコラ登って行ってしまいましたが・・・。
とーとはふくらはぎの痛みに耐えながら、立ち休みを繰り返しながらカメの歩みです。
この調子じゃとても無理だ~と思っていたら、苔平あたりから徐々に傾斜が緩くなってきました。



助かった~。
傾斜がなだらかになったおかげでふくらはぎの調子もよくなり、なんとか歩き続ける事ができました。

カメの歩みのとーとに付き合ってくれたくわさんは途中でつまみ用のフランスパンを落としてしまったから探してくると言って登ってきた道を下っていっちゃいました。
ムチャクチャ元気です。
自分ならフランスパンはすぐに諦めてるな。

この辺りは苔むした樹林帯で、これぞ南アルプス!!って感じですねぇ。



イワカガミにも癒されました。



頑張って歩いていると先行していたnaiさんが休憩していました。



かなり余裕です。

しばらくしてフランスパンを探しに下っていったくわさんも追いついてきました。

こんな健脚の二人ですから、とーとはかなり足を引っ張っちゃったなあ・・・。


便ヶ島から約5時間かけて薊畑分岐までたどり着きました。



登り始めはあんなにいい天気だったのにすっかりガスに包まれましたねぇ。

ここから今夜泊る聖平小屋がある聖平までは下りです。



下りは嬉しいですが、明日の聖岳アタックではここを登り返すんですよぉ。

聖平はお花畑が広がる素晴らしい場所でした。



可憐な高山植物の花を見つけて撮影するブロガーnaiさん。



デジイチ持参でした。



木道を歩いていったその先に聖平小屋が有ります。



避難小屋として冬期開放されている小屋に一泊です。



もちろん無料

しかもとても綺麗な室内です。



小屋の前にはテン場があります。



かなり広いので100張程度は大丈夫かな?
でも夏のシーズン中の週末はここが一杯になっちゃうんだろうな。

テン場の一番奥にトイレが有り、小屋の営業をしていないこの時期でも使用可能です。



ありがたい事にこちらも無料

水場はテン場横の沢です。
一応くわさんが持ってきた浄水器を使って取水。



そのまま飲んでも大丈夫でしょうが、念のためです。

さて、まだ時間も早いので小屋前のベンチで宴会



乾杯~



とーとは最低限のつまみとアルコール類を背負ってきましたが、くわさんのビールは500mlですねぇ。
それに加えてバーボンも・・・。

naiさんのビールも350mlですが、それ以外にワイン焼酎まで出てきました。

やっぱ宴会が楽しみで山に登っている人は違います。



つまみはくわさんのコーンバター。(フランスパン落としてきちゃったから・・・)



とーとの魚肉ソーセージステーキなどなど。



簡単なつまみでワイワイやっていると雨が降ってきました。



結構強く降ってきましたが、くわさんととーとの嵐を呼ぶコンビが揃ってこの時間この程度の雨なら御の字です。
でも結局嵐を呼ぶコンビの汚名は返上できませんでしたね。

慌てて小屋内に移動して宴会の続き。

すると渓流釣りに出かけていた先行パーティの皆さんがイワナ?ヤマメ?を手にして帰ってきました。



これがそのおすそ分けの刺身。



美味しかった~。

夕食はカップヌードルごはん釜飯オニオンスープ



初めて食べるカップヌードルごはん釜飯はどん兵衛味でまずまず。



重いけど頑張って背負ってきたデザートのゼリー



夕食を終えたら瞼が重くなってきました。

小屋の壁に書かれている番号を見て唖然



これって混雑時に一人に与えられる就寝スペースなんですよ。

黒い数字と赤い数字によって頭と足の方向を交互にして隙間無く寝られるようにしてあるようです。
一人分が50cmも有りませんねぇ。

今日はこの5倍くらいのスペースで寝られますよ。

この日は明日に備えて7時過ぎに就寝。

いびきの大合唱の夜でした。

2日目に続く

naiさん目線のレポはこちら

一日目
便ヶ島(8:28)→西沢渡・ゴンドラ(9:10-9:28)→苔平(12:10)→薊畑分岐(13:33-13:34)→聖平小屋(13:50)

所要時間 5時間22分
歩行時間 5時間03分
歩行距離 7.5km
標高差  1290m
累積標高 1644m


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