木曽駒ヶ岳 その4(最終章) 下山

とーと

2010年09月16日 05:30

9月11日(土)木曽駒ヶ岳に登ってきました。

レポその4、下山編です。
レポその1、千畳敷カールへこちらへ。
レポその2、乗越浄土へこちらへ。
レポその3、駒ヶ岳山頂へこちらへ。



11時45分に山頂に着き、お昼ごはんを食べたりしながら1時間ちょっとのんびりしてました。
そして13時18分下山開始です。

午前中は雲ひとつ無い快晴だったのに一気に雲が広がりはじめてます。
やっぱ山の天気は午前中だけですね。



下山時には登りの時の子供達のテンションの低さが嘘のように楽しそうですねぇ。



まあ、いつもそうですが・・・。

頂上山荘まで戻ってきましたが、中岳の急登を前にして4人とも
「げっ!またこれ登るの!?」
という顔をしてました。



中岳を巻く登山道もありますが、ガイドブックには『危険』マークが付いています。
どんな風に危険なのか想像できませんが、ちょっと心配ですね。



でも良く見ると現場の看板には積雪時通行禁止って書いてあります。
死亡事故発生っていう字にちょっとビビリますが、今は雪なんて無いですからきっと大丈夫だよな・・・。

巻き道の方へ行っちゃえ~ 
歩き始めはごく普通の道でした。



少し行くと大きな岩があって、よじ登ったりしないといけませんが、そんなにハードじゃ無いですねぇ。
だーだもけんぴも平気で登っていきます。

 

宝剣みたいなチョー危険な道を想像していたのですが、何てこと無かったです。
宝剣岳に登った事が有るかーかがそう言ってました。

こういう登山道が好きなけんぴは、さらにテンションが高くなってましたね。

でも、反対側は断崖絶壁です。



転落すれば命は無いでしょう・・・。
慎重に進みましたよ。



岩場をすり抜けて進んでいくと、あっという間に中岳を越えた先の分岐点が見えてきました。



この道は復路での利用は楽ですが、往路でこのコースを使うのは岩場の下りが多くなるのでちょっと大変かもしれませんね。

巻き道との分岐点にあるケルンに石を積みました。

 

けんぴは背が届かないのでかーかが代わりに積んであげましたよ。

13時50分乗越浄土に戻ってきました。
中岳を巻いたおかげでずいぶん楽に戻ってこられましたねぇ。



ここで念のために子供たちはもう一度宝剣山荘のトイレに入っておきます。
ここから先の八丁坂ではちょっと影でオシッコっていう場所が無いですからね。

さて、目の前には宝剣岳があります。



午前中と違って雲が掛かっちゃってますが。
ここは先ほどの巻き道なんか問題じゃないヤバイ登山道らしいですね。
鎖場があり、転落すれば命は無い・・・。
子供達を連れて登るっていうのもかなり危険です。

かーかと子供達にここで待っていてもらって登ってこようか・・・、とも思いましたが・・・。
悩んだ末。







今回はパス。
子供達はとーとが登ってくるのを待っていられない様子でしたしねぇ。
子供達がもう少し大きくなったら一緒に登ってみよう!と心に決め、宝剣岳はあきらめました。

あの母子クライマー、みわりんさんも登り、若い頃とはいえ、かーかも登った事があるというのに~。
ちょっと悔しいですが・・・。

14時02分に千畳敷駅を目指して出発です。



ますます元気になったけんぴは小回りを効かせてどんどん先に下りて行ってしまいました。



とーとやかーか達とちょっと離れてしまったので、前を歩いていた若いお兄ちゃんがけんぴのお父さんだと、団体のおばさん達に間違えられてましたよ。



この時間になってもまだ登って来る人が結構いました。
山小屋泊の人たちでしょうか。
いいなあ。

中には金髪のかわいい外国人のおねえさんもいました。
みんな声を掛けてましたよ。
特にオヤジ達が・・・・。
もちろん、とーとも
「こんにちは~」
って、特に大きな声で挨拶しました。

八丁坂を下りきり千畳敷の遊歩道まで戻ってきました。



ロープウェイの駅までは、登りの時と違うコースで歩くことにします。

遊歩道沿いに野生のサルがいっぱい居ました。



高山植物の花を食べているようですね。
上高地の小梨平でも野生のサルがいっぱい居ましたが、こういうところのサルって静岡県東部で暴れてるやつみたいに人間は襲わないんですね。
餌が豊富にあるからなのかな。



この先、千畳敷の遊歩道をぐるりと回って歩いていきます。



山の上はすっかり雲が掛かっちゃいましたね。

千畳敷駅に着きましたが、どうやらロープウェイの整理券は発行されていないようです。
そのまま列に並べば30分位で乗れるみたいです。
少し休憩してから並びたかったんですが、帰りが遅くなっちゃうのでそのまま並びました。



今度は一番にゴンドラに乗れたので山側の正面の方に立ちました。



ロープウェイが動き出すと一気に駅が遠ざかります。

中間点では反対側のゴンドラとすれ違うのですが、結構スピードが速いですねぇ。



あっという間に通り過ぎて行きました。

しらび平駅に着きましたが、まだこれから上に向かう人が大勢居ましたよ。



まあ、千畳敷に行ってくるだけなら今からでも十分かな?

しらび平で記念に木曽駒ヶ岳のピンバッジを買いました。



自分達が登った山のピンバッジを集めるのもいいかなって思って、子供達に勧めちゃいました。
この前の立山でも買っておけばよかったなあ・・・。
誰か今度行った時に買ってきてくれませんかねぇ。
バッチ代は払いますから。

そして最後にご褒美のこれです。
子供達の分だけですが・・・。



ミルクの味が濃くてとても美味しいアイスクリームでしたよ。



15時40分、定時のバスが直前に出発したばかりで、バス乗り場はガラガラに空いていました。



次のバスまで30分あるからのんびり食べればいいかなって思っていたら、団体さんが乗った臨時便に空席があるからそれに乗って下さいと係の人に言われました。
あの、けんぴのお父さんを若いお兄さんと間違えてたおばさん達の団体ですよ。

すると1分も経たないうちにバスが来ちゃいましたよ~。
まだソフトクリームを半分ちょっとしか食べてなかった子供達は慌てて食べますが、とても食べ切れません
しかたなくとーとが残りを一口でパクリ!
子供達は半べそでした。

最後部の座席を我が家が占領してゆったり座れました。



狭い山道ですが、登ってくる他のバスと無線で連絡を取りながら待機場所に停まって、上り優先でスムースにすれ違います。



16時15分菅の台バスセンターに到着です。



駐車場も車がまばらになっていましたよ。



我が家は結構のんびりだったんですね。

さあ、浜松まで帰らなくっちゃ。
テント持って来ればよかったなあ。
そしたらどこかのキャンプ場で一泊したのにな。

ダラダラレポにお付き合いありがとうございました。m(__)m


今回歩いたコース


千畳敷駅(9:13)→乗越浄土(10:07-10:40)→中岳山頂(11:00-11:06)→駒ヶ岳山頂(11:44-13:18)→頂上山荘(13:27)→巻道経由乗越浄土(13:50-14:03)→千畳敷駅(14:46)

所要時間 5時間33分
歩行時間 3時間7分


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