我家は
ファミリーでの山行ではこういうマットを使ってます。
子供用
モンベル U.L.コンフォートシステムパッド150
子供達のマットはインレータブルなので暖かくて寝心地がいいんですよ。
でも値段が高い・・・。
大人用
エバニュー折りたたみマット180
こいつは・・・。
夏場のテン場では快適ですが、
寒い時期は平地のキャンプ場でもちょっと冷えます。
ジャバラタイプなのでサッと広げてサッと畳めるのでとても便利なんですが。
値段が倍もする同じジャバラ式の
サーマレストZライトとどれだけ暖かさが違うのか気になりますね・・・。
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で、買ってきました。
サーマレストZライト
Sです。
THERMAREST(サーマレスト) Zライト
ザックに黄色いこれをくくり付けているいる人、多いですよね~。
山行での使用を考えて長さが130cmのSにしましたよ。
実際に寝転がってみた感じはエバニューのとあまり差を感じないんですが・・・。
ここはしっかり
数値で検証してみましょう。
但し
ショッキングな結果でしたのでサーマレストファンの方はこの先
スルー推奨します。
バックパックキャンプの時にテント内に敷いている
オールウエザーブランケットにロゴス
氷点下パックを挟み込みます。
(下に見えているブルーシートは床の保護の為。)
ロゴス(LOGOS) 氷点下パックGT-16度SP
噂に違わぬ実力です。
でも持ちが悪いよ。(^^;
その上にマットを乗せて温度測定をします。
オールウエザーブランケットと各マットの間には熱帯魚の
水槽用の水温計の測定子を挟みこみます。
それぞれのマット下の最低温度とマット上の最低温度の差を比較します。
温度性大きいほど冷気を遮断する性能が高いって事ですよ。
まずは
エバニューの
折りたたみマット。
マットの上に温度計本体を置き、プチプチを被せます。
さらにその上にプチプチを敷いて隙間ができないように上からタッパーを置きます。
半透明のタッパーを置いたのは温度計の数値がリアルタイムで観察できるようにするためです。
この状態で
2時間放置しました。
マット下の最低温度は何と
マイナス9.7度。
さすが氷点下パックですねぇ。
そしてマットの上の温度は
12.7度でした。
手で触ってもひんやりしますね。
差は
22.4度でした。
次は
サーマレストZライトです。
全く同じ条件で2時間放置しました。
マット下の温度は
マイナス9.4度。
マット上の温度は
12.4度でした。
温度差は
21.8度。
なんとエバニューよりも僅かですが
性能が悪いという結果でした。
でも、測定誤差もあるでしょうからエバニューとサーマレストZライトはほぼ同じ性能と言っていいでしょう。
逆に言うとエバニューのマットは金額から言えば
大健闘です。
裏面にアルミ蒸着を施した新型のこれなら差がついたのかな?
次は我家の最高級マット、モンベル
U.L.コンフォートシステムパッド150です。
同様の条件で設置しましたが、実験中に子供会のお囃子の練習でちょっとお出かけしちゃいました。
なので放置時間はサーマレストやエバニューの倍の
4時間になってしまいました。
にもかかわらず驚きの結果が出ました。
マット上の温度はなんと
15.6度もあったんです。
マット下の温度は
マイナス9.3度。
温度差は
24.9度です。
たたむ時の手間がかかる事とパンクのリスクがあることがネックですが、コンパクトに収納できる事も含めて
優秀なマットですねぇ。
だてに値段が高いわけじゃないみたいです。
参考までに
銀マットでも測ってみました。
ホームセンターで購入した厚さ6mmの銀マットです。
想像していたよりもずっと性能が低かったです。
なんと
8.6度まで下がってました。
マット下の温度はなぜか
マイナス10.9度まで下がってましたが。
温度差は
19.5度です。
サーマレストやエバニューに比べたら明らかに断熱性能が劣っている事が分かりました。
試しに銀色フィルム面を下にして測定しましたが・・・。
あれっ?
銀の面を上にしたときよりも温度が高く、
9.5度もありますねぇ。
マット下の温度が
マイナス8.4度まで上がっていたからそのせいかな?
温度差は
17.9度です。
銀マットはどちらの面を上にするのかという議論があるようです。
この結果から見ると銀色の面を上にした方が良いという事になりますが・・・。
銀の面が体温を反射するので寝る場合には銀の面を上にした方が暖かい?なんて解釈をしていましたが、今回はマットの上面に熱源は無いですからねぇ。
どちらがいいのか悩むところです
??
とーとはいつも銀色の面を上にして使ってましたが、両面銀色シートの銀マットが一番って事でしょうか。
さて、
実験結果のまとめです。
マット下とマット上の温度差が大きいほど性能が高いという事ですから、トップは
モンベル U.L.コンフォートシステムパッドという事になります。
さすがこの中では値段が一番高いだけあります。
それに対してサーマレストZライトとエバニューのフォールディングマットの性能が大差なく、データ上はサーマレストの方が下っていうのはちょっと
ショックでした。
実際の購入金額は
倍違うんですよぉ。(サーマレストは定価売りだからね・・・)
そして銀マットは金額からすれば
納得の結果でした。
フォールディングマット、インフレータブルマット、銀マットは
TPOに応じて使い分けると良さそうですね。
尚この実験は100%同一条件の下で行えたわけではありません。
条件によっては違う結果になるかもしれませんのであくまでも
参考程度にして下さいね。
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